収納ケースから
出てきた、4枚
衣替えの話の続きです。給食センターで調理のパートをしている、敦子です。
値札の付いた4枚を見つけてから、カードの明細に印をつけた行を、何度も数え直しています。
4枚とも、一度も袖を通していません。合わせて1万1,560円です。
| 枚数 | 金額 | |
|---|---|---|
| 値札が付いたままの服 | 4枚 | 1万1,560円 |
| 去年1年に買った服 カードの明細で数えた | 21枚 | 5万8,400円 |
| 1枚あたり | およそ2,800円 | |
どれも、安いと思って買った服です。それが1年で、5万8,400円。我ながら、少し笑ってしまいました。
「安い服なら、
何枚買っても
家計には響かない」
高い服には手を出さず、安いものを選んで、やりくりしてきたつもりでした。
季節ごとの衣替えも、服の値段も、パート代の額も。どれも、私の力では変えられないものばかりです。
明細の最後のページに、
書き出したこと
印をつけた明細を見ながら、最後のページの余白に、入ってくるお金と出ていくお金を、全部書き出したんです。
- 入ってくるお金
- 夫の給料(64歳・再雇用)
- 私のパート代(給食センターの調理・週4日)
- 服に出ていったお金
- 去年1年に買った服 21枚、5万8,400円
- そのうち、値札が付いたままの4枚 1万1,560円
- 1枚あたり およそ2,800円
ペンを置いて、床に広げた4枚を見ました。同じような色のカーディガンが、たたんだまま並んでいます。娘の言うとおりでした。
安い服なら、何枚買っても家計には響かない。そう信じきっていたことを、今はとても後悔しています。
だからブログの最後に、「今のうちに一度、これからのお金を見直そう」と書きました。
このページでは、その続きを書かせてください。
21枚を、見直して
書き出したものを何度見直しても、「出ていくお金」の欄には、削りたいものが見当たりませんでした。服を選ぶのは楽しくて、やめるつもりはないからです。
残るのは、「入ってくるお金」の欄です。
でも、そこに並ぶのは、どれも額が決まっているお金。
夫の給料は、再雇用で決まった額。
私のパート代は、時給と週4日で決まる。
貯金は、使えば減っていくだけ。
服を選ぶ楽しみを続けたくても、自分の手で増やせるお金が、ひとつもなかったんです。
来年の春にも、衣替えの日はやってきます。
あなたの「安いから」は、
どのお金で買っていますか
ここまで読んで、「私は、そんなに服は買わないから」と思った方もいると思います。
服でなくても、「安いから」と買い足しているものは、どの家にもあると思います。1つずつは小さくて、足してみるまで分からないものです。
そのうえで、少しだけ、ご自分の家の「入ってくるお金」を、思い浮かべてみてください。
- お勤めやパートのお給料(決めるのは、会社や時給と働ける時間)
- 年金や手当(額を決めるのは、国や会社)
- 貯金(使えば、減っていくだけ)
この中に、自分の手で増やせるお金は、何本ありましたか。
私の家は、0本でした。
出ていくお金は、1枚ずつは小さくても、1年で足されていきます。入ってくるお金は、誰かが決めた額のまま。
0本だった方は、衣替えの日の私と同じです。
私も、明細に印をつけるまでは、「安い服なら、何枚買っても家計には響かない」と思っていました。
「私には無理」と
思っていたわけ
4枚の中のカーディガンを見て、夏の終わりの、娘の一言を思い出しました。
「お母さん、それ去年も
同じようなの買ってなかった?」
あのとき私は、安いからいいのよ、と笑っていました。娘は、軽く言っただけ。言われてみれば、そのとおりでした。
それでも、「じゃあ、私が増やそう」とは思えませんでした。収入を増やすなんて、私の暮らしには出てこない言葉です。
その夜、明細の最後のページの、まだ空いているところに、「私には無理」と思う理由を書いてみました。
- 明細の最後のページに書いたこと
- 給食センターの朝は早くて、帰ると何もできない
- スマホは、通販で服を見るくらい
- 新しいことは、娘に聞かないと分からない
- 62から、今さら新しいことは無理
書き終えてから、ひとつずつ、横に印をつけてみたんです。
「やってみて、だめだったこと」か、「やったことがないこと」か。
印は、全部「やったことがない」の方につきました。
- 給食センターの朝は早くて、帰ると何もできないやったことがない
- スマホは、通販で服を見るくらいやったことがない
- 新しいことは、娘に聞かないと分からないやったことがない
- 62から、今さら新しいことは無理やったことがない
「無理」だったのではなく、
「やったことがない」
だけでした。
入ってくるお金の欄が0本のままだったのは、増やす方法がなかったからではありません。私が先に「無理」の欄に入れて、見ないようにしていたからでした。
今こうしてブログを書いていることも、あの夜の私なら、迷わずその欄に入れていたはずです。
もしよければ、あなたが「私には無理」と思う理由も、書き出してみてください。そのうち、やってみてだめだったものは、いくつありますか。
もし、入ってくるお金が
もう一本あったら
それから、明細の最後のページの続きに、これからの5年の衣替えを、2通りに書いてみました。
- 衣替えのたびに、値札の付いた服がないか探してしまう
- 安い服を手に取るたびに、明細の行を思い出す
- 娘の「去年も買ってなかった?」に、笑ってごまかす
- 服を選ぶ楽しみが、少しずつ後ろめたさに変わる
- 衣替えの日を、楽しみに待てる
- 気に入った服を、1枚ずつ選んで買える
- 娘と服を選ぶ時間を、笑って過ごせる
- 服を選ぶ楽しみを、やめずに続けられる
どちらも、同じ私の5年です。
違うのは、入ってくるお金の欄に、自分の手で増やせる一本があるかどうかだけ。
大きな額でなくていい。服を選ぶ楽しみを続けても、暮らしの全部は揺れない一本。
そう考えたら、「収入を増やす」は若い人ががんばる話ではなく、服を選ぶ楽しみを、これからも続ける話になりました。
もしよければ、ご自分の家のこれからも、2通りに思い浮かべてみてください。
ただ、その一本をどう作ればいいのか。私には、見当もつきませんでした。
調べ始めると、目に入るのは「スマホだけで月◯万円」「年金にもう一本の収入を」といった話ばかり。値札の付いた4枚を床に並べたあとだと、どれも本当のことに見えてしまうものです。
そんなとき、このブログを運営している赤原さんから、そういう話の裏側を教わりました。
もし、私の話に少しでも
共感してくださったなら
考えておいてほしいことを、4つ書いておきます。赤原さんから教わったことです。
うまい話に、すぐ飛びつかない
「案件を保証します」というスクールや、「高い商品を人に紹介すれば、報酬がもらえる」という話。それがなぜ危ないのかを教わってから、うまい話を見ても、まず「これは誰が得をする話なのか」を考えるようになりました。
安いと思って買い足してきた私が、今度はうまい話に乗るわけにはいきません。少なくとも、焦って誰かの話に乗ってしまうことは、もうないと思います。
「稼ぐ」ではなく「守る」ためのお金
収入を足すといっても、60代から会社を作るわけでも、大きな事業を始めるわけでもありません。
私が考えているのは、大金持ちになることではなく、夫婦の暮らしと、服を選ぶ楽しみという、ささやかな幸せを守る力を、今のうちに持っておくこと。
大金持ちにならなくていい。そう考えたら、現実的な話に感じられました。
誰かと競うものではない
「そもそも、誰かと競うものでもない」とも言われました。
私はすでに高齢者です。若い人たちと同じように、夢や希望を語って、キラキラしながらガンガン勝負する。そんなことは無理だと思っていました。
でも、それも必要ないと言われたんです。
お金の「性格」を書き出す
夫の給料と、私のパート代。入ってくるお金を書き出したら、その横に、そのお金を得るために何を差し出しているのかを書いてみてください。
自分がお金を得るために、何を費やしているのか。それをはっきり知ることが大事だと言われました。
実際に私も、この内容を理解して、一つひとつ、自分を守るためのお金づくりができてきた感じがしています。今は、このブログの運営も含めて、できるようになりました。
ここまでの話を踏まえて、具体的にどう動けばいいのか。その具体例も、赤原さんが無料で公開してくれています。
赤原さんの話は、
無料のメールで
学ぶことができます
実業家
手がける事業は、
主な実績
- 行政案件を
受注する会社 (最大取引先はJR)を 指導 - Jリーグの
クラウドファンディングを 統括 - 2019年、
イタリア王家の サヴォイア家から 騎士の称号を 受勲
現在
淡路島で
メールは「赤原」から届きます。
赤原さんが、自分の歩みを絵に描きながら話している動画です(1分49秒)。
読んでみて、自分には要らないと思ったら、
それで構いません。
やらないことも、ひとつの選び方だと思います。