休憩室に、お知らせが貼られた日
休憩室のお知らせの話の続きです。スーパーの惣菜部でパートをしている、純子です。
お知らせが貼られた日から、家計簿の余白に書いてきた時給を、何度も読み返しています。
- 11年前
惣菜部に入る。時給は850円。
- 5年目
勤め続けて、30円上がる。
- ほぼ毎年10月
最低賃金の改定に合わせて上がる。11年で、合わせて320円。
- 今年の10月
私は1,200円。入って1か月の人は1,180円。
時給が変わるたびに、家計簿の余白に書いてきたものです。
上がった350円のうち、勤め続けて上がったのは30円だけでした。
「長く勤めれば、
そのぶん時給は上がっていく」
毎年10月に同じお知らせが貼られるたび、「また上がった」と喜んでいたんです。長く勤めたからだと、思っていました。
最低賃金の額も、お知らせが貼られる月も、時給の決まり方も。どれも、私の力では変えられないものばかりです。
時給を書いてきた余白に、
書き出したこと
時給を書いてきた余白の横に、入ってくるお金と出ていくお金を、全部書き出したんです。
- 入ってくるお金
- 夫の給料(58歳・会社員)
- 私のパート代(惣菜部・週5日、1日6時間)
- 上がってきた時給350円の中身
- 最低賃金の改定の分 320円
- 勤め続けて上がった分 30円(5年目)
- 出ていくお金
- 毎月の食費や光熱費(時給とは関係なく出ていく)
電卓で、20円×6時間×月22日も、たたいてみました。11年の差は、ひと月で2,640円。ペンを置いて、余白の数字をもう一度見ました。
長く勤めれば、そのぶん時給は上がっていく。そう信じきっていたことを、今はとても後悔しています。
だからブログの最後に、「今のうちに一度、これからのお金を見直そう」と書きました。
このページでは、その続きを書かせてください。
余白の数字を、見直して
書き出したものを何度見直しても、「出ていくお金」の欄には、削れるものがありませんでした。食費も光熱費も、私の時給とは関係なく出ていくお金だからです。
残るのは、「入ってくるお金」の欄です。
でも、そこに並ぶのは、どれも額が決まっているお金。
夫の給料は、会社が決める額。
私の時給は、毎年10月の改定で決まる。
貯金は、使えば減っていくだけ。
11年勤めても、自分の手で増やせるお金が、ひとつもなかったんです。
来年の10月にも、休憩室には、きっと同じお知らせが貼られます。
あなたの時給や年金は、
誰が決めていますか
ここまで読んで、「私はパートじゃないから」と思った方もいると思います。
お勤めでも、年金でも、入ってくるお金の額は、たいてい誰かが決めています。
少しだけ、ご自分の家の「入ってくるお金」を、思い浮かべてみてください。
- お勤めやパートのお給料(決めるのは、会社や時給と働ける時間)
- 年金や手当(額を決めるのは、国や会社)
- 貯金(使えば、減っていくだけ)
この中に、自分の手で増やせるお金は、何本ありましたか。
私の家は、0本でした。
私の時給は、11年勤めても、毎年10月の改定で決まります。入ってくるお金は、誰かが決めた額のまま。
0本だった方は、お知らせが貼られた日の私と同じです。
私も、家計簿の余白を読み返すまでは、「長く勤めれば、そのぶん時給は上がっていく」と思っていました。
「私には無理」と
決めていたこと
あの日のお昼休み、入って1か月の人に聞かれたんです。
「純子さんって、
時給いくらなんですか?」
感じのいい人で、悪気のない質問でした。「1,200円よ」と答えたあと、その先が続きませんでした。
それでも、「じゃあ、私が増やそう」とは思えませんでした。収入を増やすなんて、私の暮らしには出てこない言葉です。
その夜、家計簿の余白の、まだ空いているところに、「私には無理」と思う理由を書いてみました。
- 家計簿の余白に書いたこと
- 週5日の惣菜で、もう手いっぱい
- 揚げ物と盛りつけしか、できない
- パソコンは、家に置いてあるだけ
- ああいう話は、若い人がやること
書き終えてから、ひとつずつ、横に印をつけてみたんです。
「やってみて、だめだったこと」か、「やったことがないこと」か。
印は、全部「やったことがない」の方につきました。
- 週5日の惣菜で、もう手いっぱいやったことがない
- 揚げ物と盛りつけしか、できないやったことがない
- パソコンは、家に置いてあるだけやったことがない
- ああいう話は、若い人がやることやったことがない
「無理」だったのではなく、
「やったことがない」
だけでした。
入ってくるお金の欄が0本のままだったのは、増やす方法がなかったからではありません。私が先に「無理」の欄に入れて、見ないようにしていたからでした。
今こうしてブログを書いていることも、あの夜の私なら、迷わずその欄に入れていたはずです。
もしよければ、あなたが「私には無理」と思う理由も、書き出してみてください。そのうち、やってみてだめだったものは、いくつありますか。
もし、入ってくるお金が
もう一本あったら
それから、家計簿の余白の続きに、これからの5回の10月を、2通りに書いてみました。
- お知らせが貼られるたびに、新しく入る人との差を数える
- 時給が上がるのを、10月まで待つしかない
- 「時給いくらなんですか?」に、答えたあと黙ってしまう
- 入ってくるお金は、時給と週5日の時間で決まったまま
- お知らせが貼られても、差の20円を数えずにすむ
- 時給とは別に、自分で増やせる分がある
- 「時給いくら?」と聞かれても、笑って答えられる
- 好きな惣菜の仕事を、お金の心配をせずに続けられる
どちらも、同じ私の5回の10月です。
違うのは、入ってくるお金の欄に、自分の手で増やせる一本があるかどうかだけ。
大きな額でなくていい。時給が20円しか違わなくても、暮らしの全部は揺れない一本。
そう考えたら、「収入を増やす」は若い人ががんばる話ではなく、好きな惣菜の仕事を、これからも続ける話になりました。
もしよければ、ご自分の家のこれからも、2通りに思い浮かべてみてください。
ただ、その一本をどう作ればいいのか。私には、見当もつきませんでした。
調べ始めると、目に入るのは「スマホだけで月◯万円」「年金にもう一本の収入を」といった話ばかり。11年分の時給を見直したあとだと、どれも本当のことに見えてしまうものです。
そんなとき、このブログを運営している赤原さんから、そういう話の裏側を教わりました。
もし、私の話に少しでも
共感してくださったなら
考えておいてほしいことを、4つ書いておきます。赤原さんから教わったことです。
うまい話に、すぐ飛びつかない
「案件を保証します」というスクールや、「高い商品を人に紹介すれば、報酬がもらえる」という話。それがなぜ危ないのかを教わってから、うまい話を見ても、まず「これは誰が得をする話なのか」を考えるようになりました。
11年分の時給を数え直した私が、だまされるわけにはいきません。少なくとも、焦って誰かの話に乗ってしまうことは、もうないと思います。
「稼ぐ」ではなく「守る」ためのお金
収入を足すといっても、50代から会社を作るわけでも、大きな事業を始めるわけでもありません。
私が考えているのは、大金持ちになることではなく、夫婦の暮らしと、好きな惣菜の仕事という、ささやかな幸せを守る力を、今のうちに持っておくこと。
大金持ちにならなくていい。そう考えたら、現実的な話に感じられました。
誰かと競うものではない
「そもそも、誰かと競うものでもない」とも言われました。
私はもうすぐ高齢者です。若い人たちと同じように、夢や希望を語って、キラキラしながらガンガン勝負する。そんなことは無理だと思っていました。
でも、それも必要ないと言われたんです。
お金の「性格」を書き出す
夫の給料と、私のパート代。入ってくるお金を書き出したら、その横に、そのお金を得るために何を差し出しているのかを書いてみてください。
自分がお金を得るために、何を費やしているのか。それをはっきり知ることが大事だと言われました。
実際に私も、この内容を理解して、一つひとつ、自分を守るためのお金づくりができてきた感じがしています。今は、このブログの運営も含めて、できるようになりました。
ここまでの話を踏まえて、具体的にどう動けばいいのか。その具体例も、赤原さんが無料で公開してくれています。
赤原さんの話は、
無料のメールで
学ぶことができます
実業家
手がける事業は、
主な実績
- 行政案件を
受注する会社 (最大取引先はJR)を 指導 - Jリーグの
クラウドファンディングを 統括 - 2019年、
イタリア王家の サヴォイア家から 騎士の称号を 受勲
現在
淡路島で
メールは「赤原」から届きます。
赤原さんが、自分の歩みを絵に描きながら話している動画です(1分49秒)。
読んでみて、自分には要らないと思ったら、
それで構いません。
やらないことも、ひとつの選び方だと思います。